ボーイの仕事がきついって本当?
俺はキャバクラのボーイとして5年間働いてきた経験があります。よく「ボーイの仕事はきつい」って聞きますが、これは間違いなく事実です。
裏方として様々な仕事をこなすボーイは、本当に大変な役割を担っています。一見カッコよく見えるかもしれませんが、想像以上にきついんです。
これから目指す後輩の皆さんに、ボーイの仕事がどれだけきついのか、経験者の俺の視点からお話ししていきます。
ボーイの体力的にきつい仕事内容
休憩なしの立ち仕事がきつい
ボーイの仕事で一番きついのは、立ちっぱなしの労働です。開店前の準備から、営業中のドリンク提供、閉店後の片付けまで、ずっと動き回っています。
特に金曜や土曜は朝方まで立ち仕事が続きます。重いお酒のケースを運んだり、氷を補充したり。休む暇もないほど忙しい日もザラにあります。
深夜のきつい仕事で体力消耗
夜の仕事なので、生活リズムが完全に昼夜逆転します。ボーイの仕事は通常の生活とは真逆の時間帯なので、体調管理が本当に大変です。
深夜2時、3時まで立ち仕事をして、帰宅は朝方になることも。昼間は睡眠を取らないといけないので、プライベートの時間も限られてきます。身体的な負担は想像以上にきついものがあります。
きつい接客トラブルへの対応
ボーイの仕事でもっとも気を使うのが、トラブル対応です。お客様同士のトラブルや、泥酔したお客様の対応など、いつ何が起きてもおかしくありません。
ボーイの精神的にきつい仕事環境
様々な客層との付き合いがきつい
ボーイの仕事で特に気を遣うのが、お客様への対応です。友だち感覚で接してくる方もいますが、中には気難しい人もいます。こういったタイプの異なる方々との適切な距離感を保つのも、ボーイの重要な仕事です。
スタッフ関係の維持がきつい
ボーイの仕事には、キャストとの関係づくりも含まれます。でも、プライベートな関係は絶対に避けるべきです。仕事とプライベートの線引きが非常にきついところです。
きつい深夜営業でのストレス
お酒が入ったお客様の機嫌の変化に、常に気を配る必要があります。深夜になるほどトラブルのリスクは高まるので、より一層神経を使う仕事になります。
緊張感ただよう特殊な関係者との付き合い
ボーイの仕事で最も精神的にきついのが、店の裏側の人(ケツ持ち)との関係です。お店を守ってくれている方々とは定期的な挨拶や付き合いが必要で、失礼があれば店の存続に関わる重大な問題になりかねません。
一方で、お店を摘発しようとする警察の目も光っています。常にマークされている緊張感の中で仕事をしなければならず、些細なミスが店の命取りになることも。
この相反する立場の方々との関係性を保つのは、ボーイの仕事の中でも特に神経を使う部分です。
ボーイの仕事のきつさを乗り越えるメリット
きつい仕事が評価につながる
ボーイの仕事は確かにきついですが、頑張りはしっかり評価されるのがこの業界の特徴です。真面目に働いて結果を出せば、昇格のチャンスは一般企業よりも多いです。
特に学歴や職歴は一切関係ありません。新人でも仕事を覚えるのが早く、トラブル対応が的確で、お客様からの支持が厚ければ、どんどん重要なポジションを任されていきます。店長や幹部候補生として育成されることも珍しくないんです。
きつい経験が活きる将来性
このきつい仕事で身につけた接客スキルや人脈は、将来的に独立する際にも大きな財産となります。自分の店を持つという夢も決して不可能ではありません。
ボーイの仕事を通じて、店舗運営のノウハウはもちろん、業界内の人脈、お客様との関係、お酒の知識、トラブル対応など、経営者として必要なスキルが自然と身についていきます。実際に、元ボーイさんで成功している経営者は少なくありません。
きつい分だけ高収入
頑張り次第で、一般企業以上の収入を得ることも可能です。ただし、それだけの責任とプレッシャーが伴うことも理解しておく必要があります。
入店数や売上に応じたインセンティブ制度を設けているお店も多く、幹部になれば給与も大きく上がります。ボーナスや歩合給も魅力的です。でも、それだけの収入を得るには、相応の実力とストレス耐性が必要。簡単には手に入らない世界だということは覚えておいてください。
まとめ きついボーイの仕事だからこそやりがいがある
キャバクラのボーイの仕事は、間違いなくきつい仕事です。体力的にも精神的にも、並大抵の覚悟では務まらない職種だと言えます。
ですが、その分だけやりがいもあります。きつい仕事を乗り越えれば、高収入も望め、将来独立するためのスキルも身につきます。覚悟を持って取り組めば、必ず道は開けるはずです。
これから始める方は、どれだけきつい仕事かを理解した上で、しっかりと準備をして挑戦してください。きっと、かけがえのない経験になるはずです。