キャバクラの幹部候補の主な仕事
キャバクラは昇進も早いのが魅力ですが、昇進方法は2つのパターンがあります。
バイトのボーイから店長を目指すパターンと、最初から幹部候補として働くパターンです。
この内、早い昇進を見込めるのが幹部候補ですが、ボーイよりも責任が重大です。
仕事内容も少し特殊で、主にお店の経営に関わっていきます。
例えば、幹部候補は以下のような仕事をこなします。
- イベント企画
- 人材育成
- 取引先との契約・商談
始めはボーイと同じく、ホールスタッフなど基本的な仕事を学びます。
しかし、その後は上記の役割をこなし、表に立つことはめったに無くなります。
やりがいはあるものの、マネジメント力など様々なスキルが求められる仕事です。
キャバクラのイベントの企画
キャバクラでは時々イベントを開催しています。
例えばクリスマスなど季節ごとのイベントや、指名料無料やボトルフェアなどです。
各お店が工夫をこらしたイベントを実施していますが、これらを企画するのも幹部候補の役割です。
責任重大な仕事の一つで、お店の売上や評判に関わるだけでなく、将来も左右することすらあります。
イベントを企画する際は、目新しさや面白さのほか、ニーズやターゲットの客層など、あらゆる面を考慮しないといけません。
イベントが失敗して赤字が生じると、自身の将来にも影響します。
逆に言えば、それだけやりがいのある仕事です。
自分の企画が成功した時は、言葉で表現できない達成感を味わえるでしょう。
引用:https://blog.blossom4187.com/baloon-decoration/89.html
キャストやアルバイトの管理、育成
人材育成は重要性が高い要素です。
キャバクラの場合、キャストが売上に直結していますし、ボーイも業務の効率やお店の評判に影響します。
いずれもしっかり育成しなければ、お店の経営が傾いてしまうでしょう。
こうしたキャストらの育成を行うのも幹部の役割です。仕事を覚えるまで丁寧にレクチャーし、時折フォローを行いましょう。
なお、こうした育成方法などは一から教えてもらえます。
また、キャストとボーイの管理も幹部候補に任されています。
出退勤やシフトの管理のほか、キャストの場合は売上やノルマの管理も必要で、これらは特にマネジメント力が欠かせない仕事です。
このため、いかにキャスト・ボーイと信頼関係を築くかが成功の秘訣と言えます。
外部業者との契約や取引の方法
キャバクラは様々な業者との繋がりで成り立っているお店です。
例えばお酒やおしぼりの納入業者、一部備品のリース業者など、取引先は様々あります。
実際の取引先数はお店次第ですが、こうした外部業者とのやり取りも幹部が行います。
お店の経費に関わる部分ですので、やはり重要性の高い仕事と言って良いでしょう。
幹部候補になると、やり取りしている業者のことはもちろん、契約書類の書き方まで、幅広いことを教えてもらえます。
最初から全てこなせる方はいませんが、最終的に全部任されると考えておきましょう。
そのため、適宜メモを取るなどして頭に叩き込むことが重要です。
幹部候補まで上り詰めることができれば、高給取りになれる
キャバクラの幹部候補になれば、将来のキャリアは約束されたも同然です。
キャリアプランを描く必要もありません。
最初から幹部候補を募集しているお店もありますが、ボーイで実績を積み、幹部候補に上り詰めるパターンも考えられます。
ただ、本気で夜の世界に飛び込むなら前者がおすすめです。
幹部候補は給料も別格です。基本的に月給制で、毎月数十万円の安定した給料を得られます。
更に昇給する可能性が残されており、実力次第では他候補より高給が見込めます。
バイトのボーイよりも遥かに稼げますので、稼ぎを重視するなら幹部候補も検討の余地があるでしょう。
幹部候補として働き始めると簡単にはやめることができない
しかし、幹部候補になるには覚悟が必要です。
働き始めると、そうそう簡単には辞めることができないからです。
何故なら幹部候補=正社員であり、責任の大きさもバイトのそれとは比較になりません。
何かトラブルが遭っても、最終的な責任の所在は幹部候補にあり、そのため「辞める=責任放棄」と捉えられてしまいます。
幹部クラスはお店の経営に深く関与するため、辞めるタイミングも難しいのが実情です。
幹部候補として働くなら、最後までやり遂げる強い意志が必要になるでしょう。